消防設備だけでなく、建築関係の仕事ではよく使われる人工代という言葉。
一般の方にはあまり馴染みが無いかと思います。
でもこの”人工代”という言葉、意味が分かるととても便利な言葉なんです!
という事で今回は人工代という言葉の解説をします。
この記事を読む事で
➡︎人工代とは
➡︎人工代の相場
➡︎人工代の計算方法
について学ぶ事が出来ます。
人工代とは
人工代とは作業員1人当たりの1日の仕事量にかかる費用の事です。
幅広い意味で使われる言葉なのでこの認識で大丈夫です。
・1人工でしたら作業員1人で1日作業でいくらか
と覚えていただければ結構です。
例外)作業員2人で半日作業という場面でも当てはまります。
1人あたり半日作業なので0.5人工
それが2人いるので
→0.5人工+0.5人工=合計1人工
といった感じです。
・5人工だったら
作業員5人で1日作業
こちらも1人で作業するとした場合の5人工だと
1人で5日作業=5人工
といった具合に臨機応変に使える言葉です。
人工代の相場
1人工あたりの相場は15000円~24000円程です。
地域や業種によってもバラつきがあるので、もう少し上下があるかとも思います。
人工代の計算式
人工計算は1、2、3という単位だけではありません。
半人工(0.5人工)や簡単な作業になると0.05人工なんて事もあります。
例えば消火器の交換1本あたり0.05人工とすると
1人工20,000円として
20,000×0.05=1,000
消火器1本あたり1,000円の人工代がかかるという事になります。
よくある質問
見積書を見ると1人工20,000円などと書かれていて、
人工代という言葉を知らないのを良いことに多く取られてるんじゃないの?
なんて疑問が浮かぶと思います。
↓そこでよくある質問に回答します↓
こんな短時間で1人工??
例えば作業時間がたった2時間だけだったのに1人工請求された!と思ってしまいますね。
お客様に見える時間は2時間だけかもしれませんがちゃんと理由を説明します。
例えば会社から現場に向かう移動も含まれます。
それから打合せ、事前準備、また発注した材料が会社に届く場合に受取りには
1人居なければなりませんね。
この辺も考慮して人工代を算出します。
こんな簡単な作業に2人も来た!
例えば、ただ感知器1個の交換だけなのに2人も来たけど
これは料金かかってるの?なーんて疑問も浮かぶかと思います。
これはかかってないケースがほとんどです。
簡単な作業に複数人来た理由はいたって簡単です。
例えば社用車1台で複数人乗り合わせ、ほかの現場の帰り道に寄った
というケースも考えられますね。
最後に
このように人工代にも色々なパターンがあります。
移動の時間も人工代に含まれる事を考えると
近所の業者を使う事も検討してみてはいかがでしょうか。
で交通費や移動時間がかからないのでお見積もりにも反映されるかと思います。
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