消防設備の工事費用はなぜ高額なの?

よくある質問

消防設備の改修工事や新設工事。点検に比べて費用が高いんじゃないの?なんて思っている方も多いのではないでしょうか。

たった3時間で終わったのに20万円も取られたよ!なんて話をよく聞きます。

お客様から見える時間は現場に来たたった3時間かもしれませんが、、、

その金額にはちゃーんと理由があるのです。

今回は点検よりも高額になる?工事費用ひついて解説します。

この記事を読む事で

➡︎点検と工事の工程の比較

➡︎消防設備の工事費用はなぜ高額になるのか

について学ぶ事が出来ます。

消防設備の工事費用はなぜ高額なの?

消防設備の工事は高い!と思われているかも知れません。何故高額になるのでしょうか。

その為には点検の流れと工事の流れの比較をすると分かりやすいかと思います。

まずは点検の流れから

消防設備点検の流れ

1.点検の日程を決める

・人員配置

・点検道具の選定

・日程決め

2.点検を行う

3.点検報告書作成

・報告書の表紙にお客様の押印をもらう

・報告書作成

4.点検報告書を消防署へ提出し押印をもらう

5.押印をもらった点検報告書をお客様へ送付

上記の流れが一般的な流れとなります。

では続いて工事の流れです。

工事の流れ

1.見積依頼を受ける

・どの設備の交換工事か(点検している現場ならすぐに見積もりが出せます。)

・点検物件以外の場合、現場調査

・必要材料、人員、工具の確認

・おおよその見積もり

2.所轄の消防署との事前協議

・設置する(改修する)正確な設備を決定

・正確な建物の図面等が必要なら建築庁舎へ向かい正確な図面を入手。

・用途や平米数を元に設備を決定。

・正確な見積もりが出せる

3.着工届※提出

・所轄の消防署へ、建物の工事に着手しますよーという旨の届出を提出

・届出が受理されてから10日後以降でないと着手出来ません。

4.工事日の決定

・施工日の打ち合わせ

・工事日を決定する

・必要な材料の発注

・必要工具の選定

5.工事開始

・着工届を提出してから10日経過

・いよいよ工事開始

6.工事完了後、設置届※を提出

・管轄の消防署へ、工事が完了し設置しました!という旨の届出を提出

・消防検査の日程を決める

6.消防検査

・取り付けられた設備が法律通りか?また、正確に作動するのか?等を消防士、消防設備士立会いの元検査

7.検査済証を発行してもらう

・消防の検査に合格しましたという旨の書類をもらう

※着工届、設置届の表紙にお客様から押印をもらう工程があります。

ここまでの工程を経て終了となります。ここまで読んでいただいたら、意外と長いように感じるのではないでしょうか?

また※の届出の表紙それぞれにお客様の押印をいただかなければなりません。また、消防署での打ち合わせ等にも時間がかかる点と、必要な材料の発注〜受け取りまで人の手が加わります。

値下げをしたい所はやまやまなんですが、どうしても時間と手間がかかってしまい、お客様に届く頃には高額になってしまうんですね。

まとめ

いかがでしょうか?意外と知らない所で動いてるんだなーと思っていただけたら幸いです。

また、消防署も書類の郵送は基本的に受け付けてくれず、消防署まで行かなければならないのも時間がかかる要因です。こういったシステムもインターネットにより変わっていけばともっと安く提供できるのになと感じております。

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