ドレンチャー設備とは

解説

消防設備の中でも最も聞き慣れない言葉の1つだと思います。

しかしこの設備は延焼を防ぐ為の凄い設備なんです。

今回は聞き慣れないけど凄い!ドレンチャー設備について解説します。

図を用いてわかりやすく解説します。

この記事を読むことで

➡ドレンチャー設備とは

➡ドレンチャー設備の設置場所

について学ぶことができます。

ドレンチャー設備とは

ドレンチャー設備とは水のカーテンを張り延焼を防ぐ為の設備です。

この水のカーテンにより防火戸や防火シャッターのような役割をします。

スプリンクラーは放水ヘッドにスプリンクラーヘッドが採用されるのに対して

ドレンチャー設備にはドレンチャーヘッドが採用されます。

ドレンチャーヘッド↓

・ヘッドが違うくらいならスプリンクラーでいいんじゃないの?

という質問がよくありますのでこれについてお答えしますと

スプリンクラーは火災を消火する目的に対して

ドレンチャー設備は延焼を防ぐ目的で設置されます。

延焼を防ぐ目的なので、設置されている建物を囲うように

このドレンチャーヘッドが設置されています。

ドレンチャー設備の設置場所

延焼を防ぐ目的なので一般的な建築物では採用されません。

文化財立体駐車場危険物取扱所などに採用されます。

首里城にも設置されていましたが残念ながらほぼ焼失してしまいました。

このドレンチャー設備が作動したかどうかは分かっていないとの事。

そして再建される予定の首里城にはスプリンクラーの設置を検討しているとの事。

スプリンクラーにかんしては

スプリンクラー設備とは(放出事故例)〜誤作動を防ぐ為に〜

こちらをご覧ください。

文化財は守らなければなりませんし、

立体駐車場は開口部が多く、近隣の建物への延焼を考慮し設置

危険物取扱所は言うまでもありませんね。

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